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2008-08-12 00:25 | カテゴリ:ブライス童話 1
cus03_01.jpg



プロローグ(誕生)

暗闇の洞窟の外に突然雨が降り出した
魔界では雨は珍しく めったに降ることは無い
突然の雨で 洞窟の中の生き物達は 息を潜めている
まるで何か恐ろしい事が起こるのを恐れているかのように・・・

その雨の中から一粒の小さな 黒真珠のような玉が生まれた
それは周りの 雨と闇を吸収し みるみる大きくなり
幼虫のような形の生き物に変わって行く
闇を支配し 吸収するにつれて成長し
最初に口 それから鼻・目・耳が出来た
そして、驚くほどのスピードで移動し
洞窟の中にいる 小さな生き物達を むさぼり食い
また、急速に成長して行く・・・
さらに手と足が生え 最後には 人形へと変貌を遂げたのである

その赤ん坊のような生き物には 小さな角と尻尾があった
悪魔ちゃんの誕生である!

そして
いつのまにか 洞窟の外の雨は止んでいた




cocoより
ごめんなさぁぁ~~い!!
あまりに長い話なので、たたみます・・・(^^ゞ
続きが気になる方は読んでやってください。


HIRONさん cocoaさん 拍手ありがとうございます。

成長

""おなかがすいたぁ""
""おなかがすいたよぅ""
生まれてからずっと 食べ続けていたにもかかわらず
悪魔ちゃんのお腹は 満たされる事がなかった
""もっといっぱいたべなきゃ""
悪魔ちゃんは周りを見渡し
そばにある生き物全てを 手当たりしだいに口に入れてむさぼり食った
食べれば食べるほど 悪魔ちゃんの体は大きく成長して行く
""早く・早く もっといっぱい食べなきゃ""
どんなに食べても そのお腹は満たされる事が無かった
気が付けばその洞窟には
もう餌になるような 生き物が居なくなっていた

そして
悪魔ちゃんの体は 赤ん坊とは呼べないほど 大きく成長していた



初めての戦い

悪魔ちゃんは 目を凝らして周りを見渡した
暗い洞窟の中でも 悪魔ちゃんの目は良く見えた
何も動く気配が無い・・・
""お腹がすいたぁ""
悪魔ちゃんは立ち上がった
今まで 這って移動をしていたので
立ち上がるのは初めてで すこしふらつく
急激な成長の為には 大量の食べ物が必要なのだ
"もっと食べなきゃ"
悪魔ちゃんは ふらつく足で 洞窟の外に出た
薄暗い闇の世界
岩やとがった石ばかりの大地
その岩陰に息を潜めて隠れている 生き物達の匂い・・・
""いる・・・""
""ふふふっ""
悪魔ちゃんは少し笑い
その場所で 1番力の強い匂いに惹かれ 襲いかかった
悪魔ちゃんは 腕の一振りではじかれ 岩に激突し倒れた
匂いの主は 悪魔ちゃんより大きな生き物で
その辺のボスであるのだろう
人に近い姿をしている
魔界では 人の形をしているものは 力が強く能力もある
だが・・・
そのボスは人に似た形をしていると言うだけで
けして人とは呼べぬ 風体をしていた
爬虫類に似た顔立ち 瞳は縦長で赤く 白目の部分が無い
鼻は鼻孔のみが開いていて その上に角のような突起があり
体には鱗と お尻には大きな尻尾が生えていた
ただ 人のように二本の腕と両足を持ち 二本足で立っている
その姿は 人とトカゲを合わせたような形をしていた
「おばいわぁぁ~~  じぬ~~ ぐうどぉぉ~~」
っと一言吼え
倒れている悪魔ちゃんに襲い掛かった
悪魔ちゃんは ニタリと笑い すばやくよけ横に飛びのいた
「 あんた 喋れるの?」
今まで餌にしてきた生き物達は 皆喋れず 意思の疎通が出来なかったので
悪魔ちゃんは ちょっとだけ嬉しかった
相手には悪魔ちゃんの声が聞こえなかったのか
「ぐうどぉぉ~~」っと吼え
また襲い掛かってくる
悪魔ちゃんは相手を交わし あっちに飛びこっちに走り 逃げ回った
悪魔ちゃんは けして弱いのでは無く
その追いかけっこが 楽しくてしかたなかったのだ
やがて相手は力尽き 動かなくなってしまった
肩が激しく動いている
悪魔ちゃんは 追いかけっこが終わったのを 残念に思い
「ねぇ ねぇ あたしと友達になりたい?」っと聞いてみた
すると相手は「おばい ぐう」っと言った
「ふぅ~~ん だったら あたしが食べちゃうもん」
っと悪魔ちゃんは 言い放ち
相手に襲い掛かり 尻尾で刺し そのエナジーを吸い取った
相手はみるみる小さくしぼみ そして 消えて逝った

すると 突然暗闇の中から声が聞こえた
「友達だって? ばかじゃねぇ!」
「だれだ!!」
悪魔ちゃんは叫んだ
すると声の主は「クククッ ここだよっ」っと岩陰からひよっこり出てきた
その姿は 悪魔ちゃんと良く似ていて 綺麗な人の形をしている
髪は短く鈍い銀色で 目の下にドクロのあざのような印がある
おでこには 一本の赤い角があり 耳の上に赤い羽根が生えていた
体つきは 悪魔ちゃんとほぼ同じくらいで まるで人間の子供のよう
ただ 裸の悪魔ちゃんとは違い 服のようなものを着ている
その子は 耳の上の羽根をばたつかせ すこし浮いたまま近づいて来た
「おまえ 変わってるねぇぇ」
そう言いながら 悪魔ちゃんを見て またニタニタ笑う
「・・・」
悪魔ちゃんは 黙ってその子を観察していた
自分と同種の生き物であることは間違いない
そしてその子が発する気は 異常なまでにおいしそうで
悪魔ちゃんは ごくりと唾を飲んだ
「おまえ 天使って知ってる?」とその子が聞き
「知らない」と悪魔ちゃんは答えて またその子を凝視する
「友達だ 家族だって 群れたがり まずいものばかり食う ばかな生き物さっ」
「その ばかな奴らにおまえは似てる ククッ」とその子は笑い
悪魔ちゃんはその笑いが 自分をばかにしているのだと気づき
ちょっとむっとした!
「あたしはばかじゃないし 天使じゃない!!
見て分からないなら あんたがばかでしょ!!ふんっ」と言い返した
ただ・・・
自分が何者であるのかは まだ分からない 悪魔ちゃんだったが・・・
馬鹿にされるのがいやで 言ってみただけなのである

すると その子は
「おまえ 嫌い!!」
「餌にするから・・・ ククッ」
っと笑い 突然襲い掛かってきた
悪魔ちゃんは飛びのいたが すれすれで 頬に少し傷が出来た
その傷を触って確かめてみる
ほんの少しの痛みと ほんの少しの血が 自分が傷ついていることを教えた
今までの生き物達は皆 悪魔ちゃんに かすり傷も負わせられなかったので
悪魔ちゃんは驚き 生まれて初めて怒りを感じた
「あんた あたしを食べるつもりなの?」っと悪魔ちゃんは聞き
「友達になってあげようと思ったのにぃ・・・」とつぶやいた
「ハハハッ おまえはやっぱり馬鹿だ!! 友達なんかいらない!!」
とその子は言い また襲い掛かって来る
悪魔ちゃんは 今度は逃げずに 襲い掛かるその子の手をつかんだ
その子は 悪魔ちゃんの行動にすこしびっくりして顔を見た
もう頬の傷は消えている
悪魔ちゃんの顔は まだ子供のように幼く ひ弱に見えた
ただ その容姿とは裏腹に その力は強く
今まで嗅いだことが無いほど おいしそうな匂いがする
その子は つかまれた手を 振り解こうとするが 悪魔ちゃんの力は強く
振りほどくことが出来ない
「はなせ!!」とその子は叫けび 暴れた
「だって 食べられるの いやなんだもん」と悪魔ちゃんは答え
「友達になってあげようか?」と聞いた
するとその子は少し考え 「分かった 友達になるよっ♪」と言い
にっこり笑った
悪魔ちゃんは嬉しくなり その子の手を放し 「じゃ 何して遊ぶ?」と聞いた
「鬼ごっこ!!」とその子は答え 突然鋭い爪で襲い掛かって来る
悪魔ちゃんは驚いて飛び上がり その子のすぐ後ろへ降りたった
自分がだまされたのだと気づいた悪魔ちゃんは 怒りで胸が燃えるのを感じた
もう 殺すしかない・・・
悪魔ちゃんは その子が振り向く隙を与えず 尻尾でその子の胸を刺した
そして 驚いた顔で 自分の胸を見る その子のエナジーを吸い取ったのである

その子は驚いた顔のまま しぼみ 消えて行った・・・

その場所には悪魔ちゃん独りが取り残され ひと時の静寂が戻ってきた

そして 悪魔ちゃんのお腹は生まれて初めて満たされていた
なのに・・・
友達になれなかった あの子の顔を思い出すと 胸がキュっと痛んだ
その痛みが何なのか 悪魔ちゃんには分からなかったが
たいした痛みではなかったので 無視し 忘れることにした

悪魔ちゃんは 消えてしまった あの子の残した服を着て
自分が生きるために 一歩を踏み出し 何処へともしれず歩きだしたのである


次回へ続く-----------------++




cocoより
ヒィヒィ やっとここまで・・・
すみませぇぇ~~ん・・・長くなりすぎたので・・・(T∇T)
次回は次の記事にします。 まっててねぇぇ~~。。。


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